案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2018年4月18日水曜日

御礼

420日発売の「地方私鉄1960年代の回想」は書泉グランデなどですでに先行販売され、皆さんからSNSやメールでたくさんの書評をありがとうございます。名取さんのオフィスへ入ってきている大先輩方の書評も好評であり、大変嬉しい想いです。皆さんの書評に、私の考えを整理して近いうちにブログでお礼したいと考えています。

書評に共通しているところはあの時代の空気感や、写真の空間の情報で、ほぼ全てを45mmレンズで撮ったことがこれほど好評になるとは思いもしませんでした。50年前に当たり前だった風景が年々新鮮に見えてくる、これは急速に進化した現代と、忘れ去られた昔の日本との差が年々増大するせいでしょう。今、鉄道写真の余白にレシプロエンジンの自動車が写ったとすると、それを見てなんだこれは! と驚く時代が50年後、いや20年後にはくるでしょう。その時代が写し込まれる鉄道写真は楽しいものです。

2 件のコメント:

ねこあたま さんのコメント...

なんとなくのほほんとしながらも、未来に子供も年寄りも期待を持っていた時代を感じます。
あれから50年、得たものと失ったものはなんなんでしょう。

katsu さんのコメント...

ねこあたまさん
得たものと失ったもの、私もこれをよく思います。
昨日、渋谷のハチ公前に行きましたが、豊かで平和な街と人、これが日本か! と思いました。
すぐやってくる東京2020オリンピックを境に、50年前と同様に日本が大化けするのでしょう。