案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2015年1月10日土曜日

今年の駅弁大会 大館駅復刻駅弁

今年も恒例の京王百貨店新宿店の「元祖有名駅弁大会」が8日からスタートした。
開催期間は1/8から1/20日迄。
昨年はえちぜん鉄道三国芦原線あわら湯のまち駅「大人のオムライス」1100円を買って食べたが今年は地方私鉄の駅弁はなさそうだ。

今回注目したのは"あの味をもう一度復刻駅弁 40年前の姿と味わいを再現という奥羽本線大館駅の「鶏樽めし」1100円で、大館駅のことを思い出しながら40年前に消えた駅弁を味わってみました。


花善の鶏樽めし
掛紙は当時使用されていた物を一部修正したもので、デザインは秋田と青森の県境にある「矢立峠」をイメージしたものと考えられ、中央の鶏は国の天然記念物に指定された「比内鶏」、大館の「大文字まつり」の大の字が山の部分に描かれ、さらに当時と変わらずのクラフト紙に印刷することで時代を感じさせるものになっています。(添付解説書より)

「鶏樽めし」とは昭和45~51年頃に販売されていた駅弁でした。その頃、容器を作る金型が壊れて販売を取りやめた商品です。お客様の声にこたえて、四十年の時間を経て復刻いたしました。平成27年3月31日まで期間限定販売。(添付解説書より)
鶏めしの味だけでなく掛紙、樽の容器、箸、お手拭きまで当時のままを再現する拘りには感服。これを食べながらあの時代の大館駅のことを懐かしんでみました。

「花善」の鶏めし掛け紙ギャラリー

49年前の奥羽本線大館駅 1966.03.05
「鶏樽めし」とは鶏めしとは別で昭和45~51年頃に販売されたそうだ.

これから矢立峠を越えて弘前へ向かう朝の通学列車

駅弁大会の店「花善」で見掛けた写真大館機関区はこの建屋↑なんでしょう.

大館駅から発着していた同和鉱業小坂鉄道線 1966.03.05
花岡線所属DC1 新三菱重工業三原製作所 昭和31年製

小坂鉄道の大館駅構内

花輪線龍ヶ森駅でヒュッテに使われていたオハ31系(車体)の仲間でしょうか
花岡線所属のホハ52 昭和38年廃車

小坂鉄道花岡線の貨物列車
一直線に伸びる小坂線

2 件のコメント:

影武者 さんのコメント...

大館駅のダルマは1914年大宮工場製のホハ12000形ホハ12243→小坂鉄道花岡線ホハ52だそうです。

オハ31系は鋼製車なので、これとはちょっと違いますね。

katsu さんのコメント...

影武者さん
あの客車は花岡線所属でしたか。
鉄道ピクトリアル私鉄車両めぐり第5分冊で金沢二郎さんの小坂鉄道の記事がありましたね。
小坂鉄道を調べるのにこの記事のことをすっかり忘れていました。
確かにホハ52の経緯はその通りですね。
昭和37年の写真に感激しました。
写真の翌年に廃車となり大舘駅に留置しているとありました。