案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2014年12月12日金曜日

40年前の高岡の1号機

先日アップした加越能鉄道高岡駅前、この日の目的は仕事でフォークリフトのユーザ納入立合いでした。

全く鉄道とは縁のない話で恐縮ですが、昔から産業車両 (Industrial Vehicle) と言えばフォークリフトで国内の産業車両協会の生産台数統計のほとんどはフォークリフトです。

アルミ建材を運ぶこの特殊フォークリフトは、入社し初めて全体設計から開発した私にとって記念すべき量産第一号機でした。48V電池を電源としサイリスタチョッパコントローラで直流モータを制御する電装品はまるで模型の電車のようでした。その後、フォークリフトもあっという間にDCトランジスタチョッパからACコントローラ/ACモータへと発展し隔世の感があります。
私のフォークリフト開発は電動車一筋で、エンジン式は全く手がけなかったのは鉄道模型の電動式駆動の面白さを引きずっていたのかも知れません。設計→試作→量産までの苦労と初めてユーザ納入した時の喜びは格別で今でも忘れられません。
訂正: 抵抗式コントローラがあったのはこの直前まででした。

40年前の高岡の1号機 1975.08.05

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