案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2012年10月11日木曜日

沼尻の手前 名所「緑のトンネル」

沼尻の手前約1Km程の廃線跡を訪れたのは昭和39年から40年が経った2003年であった。
この区間の廃線跡は「緑のトンネル」と言われる廃線跡名所だが、現役時代はまるでそんな雰囲気はなかった。40年前に客車に揺られ通過したはずだが緑のトンネルは全く記憶にない。素晴らしい「緑のトンネル」は沼尻の廃線後40年の歳月によりカタチづくられたのだろう。ここを軽便が走っていた時代はこれとは別の風景であった筈である。

木地小屋側から「緑トンネル」に入り沼尻へ向って歩いて撮った順に並べてみました。
カラー撮影: 2003.11.22
モノクロ撮影:1964.01.02

緑のトンネルに入って行く.
木立の中を軌道跡がどこまでも続きまさに「緑のトンネル」.

緑のトンネル内で清流の位置が軌道南側から北側へ替わる処に小さな鉄橋があった.
トンネル木立、清流、小鉄橋とジオラマのお膳立てが揃った光景だ.

廃線後40年の軌道跡とガソリンスタンド跡
清流とガソリンスタンドがあった昔の風景

廃線後40年の小鉄橋跡
沼尻の車庫脇を流れる清流と小鉄橋があった昔の風景

沼尻駅跡に到着

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