案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年9月30日金曜日

下津井コーストライン 下津井駅

瀬戸大橋の開通に合わせて “楽しい電車の走るナローゲージの旅” 「下津井コーストライン」と銘打った観光鉄道への変身が図られ、その一つが下津井駅での軽便車両展示であった。勢いもなくなっ軽便鉄道が、新車メリーベル号の投入だけではなく児島と下津井両端駅が派手な観光施設化されたのには驚いた。
花壇に囲まれ展示された軽便車両は遊園地のような派手さに抵抗があったが現役の車両や車庫まで取込まれていたのが魅力的であった。喫茶室で軽便風景を眺めて一時を過ごしていると贅沢な気分になったものだった。
 

クラシック音楽が流れる喫茶室でコーヒー飲みながら軽便風景が楽しめた.


煙はく 下工弁慶号(石川島造船所明治40年製)




下津井 1988.4.9

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