案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年6月2日木曜日

松本電鉄 駅前通り

国鉄松本駅前の片隅に浅間線のりばがあり、ここを発車した電車は市内を一直線に延びるメインストリート上を走っていた。山並みを背景にボンネットバスや木造電車が走っていた信州松本の光景。
今この駅前に立つと、あの夏の日の風景が思い浮かばない垢ぬけた美しい観光都市に変貌していた。



駅前から一直線に延びるメインストリート. 松本駅前 1963.7.20


夏の日差しを受け、山をバックにボンネットバスや木造電車が走る.




現在の市内メインストリート(2009年10月)と、松本駅前の今昔 

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

いいなあいいなあ!!涙モノです。
地方都市の元気な姿、そして交通機関もにぎわっている姿、原発でどんどん電気作れなくっても日本は充分やっていけてたんですよね。
と今日の国会の馬鹿な茶番劇を見ながら思うのでした。

katsu さんのコメント...

そうですね、
電気消費量も自動車もまだ少ない時代でした。
あの頃の夏は電車も家にもクーラなんて無く窓を明ければ済むこと。まだ排ガスも少ない時代のせいか風が心地良かった。それに真夏でも今の酷暑とは違い、陽差しがもっと優しかったような気がします。