案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年4月13日水曜日

熊本電鉄 泗水の朝

大分からまた熊本に舞い戻ると、幸いこの日の天気は回復していた。
熊本電鉄の終点菊池から5駅手前に泗水(しすい)というなんとも魅力的な駅があった。
朝の通勤・通学時間で、職場へ向かう女性や、登校の小学生親子に駅長さんが朝の挨拶をしていて、ホームには犬が一匹。朝の陽を浴びて長閑な駅の光景であった。



電車に牽かれた素晴らしい貨車 ヤ5
1923年に全線が3フィートから1067㎜に改軌された時に貨車ヤ1~10が用意されたらしいが、
車体の大きさから元は3フィート時代の軽便貨車であったのだろう。


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