案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年1月21日金曜日

業平橋のネルソン

今話題の東京スカイツリーと言えば、東武鉄道 業平橋のことが思い出される。
1963(S38)年3月、こんな身近な業平橋と中千住駐泊所がある貨物ヤードを往復する、名機ネルソン(元国鉄6200形)の東武63,64号機をまだ見ることができた。この直後に63号機は廃車解体され、翌年に64号機が杉戸機関区で廃車された。この風景の半年後、貨物ヤード 業平橋の一角には廃車になった大量のネルソン、ピーコックが集結されていた。

63号機   中千住駐泊所  1963.3.25

64号機

64号機


業平橋にあったSL機関区。 中千住駐泊所

駐泊所があったところ。  2011.01.27

2 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

その昔に、この機関車の模型化の記事が趣味雑誌に載った時のタイトルが<なりひらのねるそん>だったのが印象に残っております。

所で、このお写真の撮影場所ですが、日比谷線のオーバークロスや、カーブの具合から見て北千住~牛田間にあった貨物ヤードではないでしょうか。
近くを通る京成電車の車窓からここの景色を眺めておりました。京成をアンダークロスして行く線路もありましたね。

katsu さんのコメント...

Cedarさん、
ご指摘ありがとうございます。
走行写真などの正確な場所(業平橋の北)は不明です。
ただし蒸機の給水炭設備やターンテーブルがあったところは業平橋の貨物ヤードに間違いないと思い込んでいたのですが・・・・。
当時はネルソンと言えば業平橋でしたが、この写真にあるSL機関区は北千住に近いところなんでしょうか?