案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年1月4日火曜日

北陸鉄道 金石線 金石街道

金沢の裏手中橋を発車し次の長田町を過ぎると、金石まで金石街道沿いを一直線に走る。この沿線で見た貨物列車を牽く電車、奇妙な2軸電動貨車など前回の「金石線の風景」を更にアップしてみます。

どこまでも一直線に続く雨上がりの金石街道脇を行くモハ3011。

貨車を牽引している電車は、電気機関車の代役 モハ1301。 元浅野川電気鉄道デボ1。


2軸駆動のEB301も貨車を牽いてやってきた。


能美電気鉄道デ3から電機になったEB123。数年後、更にボギーに改造されED211になったとか。
奇妙な機関車とその編成が楽しい。    金石


貨物列車の最後尾はサハ552。 大正13年日車製の551、552は簸上鉄道の客車が前身で、
よくこんな由緒ある客車が生き延びたものだ。翌年11月に廃車となった。
サハ551


金石駅

4 件のコメント:

Cedar さんのコメント...

金石線!ほんとにいいですね、軌道法の適応だったらしく、フェンダーがいい感じです。
ああ、行きたかったなあ。

katsu さんのコメント...

金石線の沿線風景は単調でしたが、貨物列車の個性豊かな車両が楽しませてくれました。こんな珍編成を模型化し、道路脇軌道を作って走らせたら素晴らしいでしょうね。

青蛙 さんのコメント...

写真を拝見しまして、少しずつ当時の様子がうっすらと思い出しつつあります。
小生もネガを焼こうと思いますがこのごろオックウになりましてKATUさんの写真で楽しんでおります。金名線はそれにしても面白かった。故人のIさんは我々と撮影ポイント別でしたので彼の写真も見たかった。鉄道写真家のMさんは雑誌掲載の中でこの線を取り上げていましたね。

katsu さんのコメント...

青蛙さん
この北陸行きは大変な強行軍の旅行でした。
廃止直前の路線を短期間に次々と撮影できたのが幸運でしたね。そして、一緒に撮り歩いた皆さんが貪欲だったお陰で、とても実り多い旅でした。