案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2011年1月12日水曜日

仙北鉄道 早春の軽便4

この日は最新型キハ2406(正面湘南形スタイル)が整備中で、代わりに両端バケット付のキハ2402がサハ+サハニを牽いて活躍していた。通勤時間が終わった8時30分発の登米行きはサハニを切り離しサハ1両を牽いて発車した。
サハに乗り込むと、狭い車内はかなりの混雑で、通勤時間を過ぎた下り列車にも拘らず、お年寄りや若い娘さんで驚くほど客が多かった。どの列車も駅に着くと溢れる客で活況で、終焉の軽便は地元の足として大繁栄していた。仙北鉄道の軌道はよく手入れされた立派なもので、廃線間近のへろへろ軽便のようなムードは全く無かった。

瀬峰 1966.3.1
仙北といえば人気者のキハ2401、2402。
瀬峰

出発前の給油。


30分ほどで佐沼に到着し、客を乗せると登米へ出発。

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