案内文章

高度成長期に突入した1960年代は、地方私鉄の廃線が次々と続いた10年間であった
「終焉の地方私鉄」を全国に追い求め、
空腹と闘った旅で撮り溜めたネガ。
そんなネガを掘り起し、地方私鉄の1960年代
回想してみました。

2010年10月15日金曜日

栃尾線 元草軽の電車

ではまた栃尾線上見附の続きに戻ります。

上見附にやって来た次の列車は、元草軽電鉄の電車モハ208に牽かれたこれも古典客車の編成であった。モハ208は電装品を除き外観がほぼ草軽時代のままが嬉しかった。
このモハ208に牽かれたオープンデッキのボギー客車ホハ10は、何と明治27年製の四輪客車2両をくっつけてボギー車にしたそうで、こんな珍品が現役で動いているが驚きであった。もう1両の小さなボギー客車ホハ17はホハ18と共に草軽からやって来た大正12年製の古典車で、博物館行きのような客車であった。

上見附に到着したモハ208の編成   1964.3.22

古典客車ホハ17(左)とホハ10(右)

栃尾行き列車
栃尾行 モハ208+ホハ10+ホハ17の編成

その次の列車も最後尾に小型古典車ホハ18をつなげ出発して行った。
栃尾行モハ212+ホハ8+ホハ18の編成   上見附

4 件のコメント:

はまとん さんのコメント...

こんばんは。
 初めて書き込ませて頂きます。
懐かしいですね、私は一度しか訪問出来ませんでしたが、当時の息吹が感じられ とても楽しく拝見しました。有難う御座いました。

katsu さんのコメント...

はまとんさん
コメントありがとうございました。
先日は軽便模型ファンの熱気が凄かったですね。
私もOナローですが、未だに尺度(45or48)に踏ん切りがつかず一向に進展しないファンです。
栃尾線のまるで1/1模型のような驚きの軽便を楽しんで戴けたら嬉しいです。

はまとん さんのコメント...

>私もOナローですが・・・
それはどうも。他の方々も(45or48)両方の在庫をお持ちですが、地面(レイアウト)を48で作られ それぞれ走らせていますが、殆ど違和感はありません。
ぜひ模型の世界も楽しまれて下さい。

katsu さんのコメント...

はまとんさん
軽便は3'6''と違って実物も大きさが千差万別の不揃い、軽便模型も尺度の差に拘らなければ楽しめそうですね。そろそろどちらか決心せねば・・・の毎日です。